2011年 06月 16日
陰翳礼賛 |
昨日は芦屋へ。
次回の個展を開催するギャラリーオーナーと、照明をデザインから制作販売しているショップオーナーのところへ打ち合わせに行きました。
今は、向かうところがどんなかも、前もって調べる事は容易だ。
しかしやはり二次元の四角い画面では、結局は単にイメージをつくってしまうから、それは良いのか悪いのかはわからない。
あえてどんなものがつくりたいのか、具体的にイメージせず、場の空気と3人の話の中で、徐々に積み上げていく。
そんな有意義な時間が持てたこと、お二人に感謝している。
そんなお話しをする前、本が読みたいので、電車で一時間半揺られて向かった。
谷崎潤一郎の『陰翳礼賛』
まだ半分も読んでいないが、すばらしい内容です。
今ほんとうに、日本人が忘れてしまった明るさの感覚、とくにその奥ゆかしさの中の美的センス、、なんていうとちと軽いのだが・・・言葉知らずでもどかしい。
いま、まさに率直に言って、「明るすぎる」→「節電しよう」
の、その先になにか、私たちのDNAを呼び覚ます、「陰」の大切さを噛みしめてみる必要があると思う。
そうしないと「明」をも感じとれなくなってしまう。
そう、すでにその感覚を忘れてしまっているのだから。
この時節に読むべきものに、出会えて嬉しい。
次回の個展を開催するギャラリーオーナーと、照明をデザインから制作販売しているショップオーナーのところへ打ち合わせに行きました。
今は、向かうところがどんなかも、前もって調べる事は容易だ。
しかしやはり二次元の四角い画面では、結局は単にイメージをつくってしまうから、それは良いのか悪いのかはわからない。
あえてどんなものがつくりたいのか、具体的にイメージせず、場の空気と3人の話の中で、徐々に積み上げていく。
そんな有意義な時間が持てたこと、お二人に感謝している。
そんなお話しをする前、本が読みたいので、電車で一時間半揺られて向かった。
谷崎潤一郎の『陰翳礼賛』
まだ半分も読んでいないが、すばらしい内容です。
今ほんとうに、日本人が忘れてしまった明るさの感覚、とくにその奥ゆかしさの中の美的センス、、なんていうとちと軽いのだが・・・言葉知らずでもどかしい。
いま、まさに率直に言って、「明るすぎる」→「節電しよう」
の、その先になにか、私たちのDNAを呼び覚ます、「陰」の大切さを噛みしめてみる必要があると思う。
そうしないと「明」をも感じとれなくなってしまう。
そう、すでにその感覚を忘れてしまっているのだから。
この時節に読むべきものに、出会えて嬉しい。
by azz-yuki
| 2011-06-16 18:24
| 芸術家・作家