2020年 11月 18日
うつわ特注品制作 |
早いもので今年も二か月を切りましたが、どんな事があろうとも時間だけは進み続けますね。
せっかちかもしれませんが今年を少し振り返ってみますと、コロナ禍によるところもあり展覧会はいつもより回数は少なく、ギャラリーの方やお客さんにお会いする機会も減ってしまい、全体としてはおとなしい一年でしたが、今までにないようなお仕事もすこし舞い込んできた年でもありました。
その中でもテーブルコーディネーターの方より、過去のお買い上げいただいた作品の再制作と共に、特注品のご依頼がございました。
ご本人にお会いせず、メールなどの打ち合わせのみでオーダーメイドの制作をお受けするというリスクは感じていましたが、結果としてご満足いただけたようでしたので、私としても安堵感と共に嬉しい気持ちにになったのもはや二か月前の事...
ようやくブログに書くことが出来ました。
正直なご感想をいただけたことに感謝しつつ、至らなかった反省点と共に今後の特注品制作の大きな課題を頂戴したかたちとになりました。
ご依頼いただくお客様のライフスタイルや、価値観、様々なセンスなどはSNSなどで少し拝見するくらいではなかなかわかりません。
はじめにご紹介したうつわのご依頼人の方は、ご本人が手掛けられた著書をお送りいただいたりした事で、短期でしたがどのようなライフスタイルを実践されているのかが私の貧弱な経験値ではありますが、少し理解できたように思って仕事を進めさせて頂きました。
あとになって、これはとても大切なことなんだと認識しました。
相手をできる限り理解する努力を惜しんではならないですね。
個展では自分のセンスをただただ信じて進んでけば良い(無論ギャラリーさんの事も考えた上での事)のですが、私の作るものを信用してもらったうえでのオーダーメイドとなるとそこに新たな要素が加わってきます。
今後はご依頼を鵜呑み状態で引き受けてしまうんではなく、リスクになる部分を時間をかけて紐解き、お会い出来ずとも今まで以上にご依頼主とのコミュニケ―ションを大切にしながら制作を進めていこうと思います。
そもそもインスタントなモノではないのですから、もっとじっくりと仕事をしなければいけませんね!
by azz-yuki
| 2020-11-18 14:25
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